CROSS TALK #1『FFJが求める人材とは』

『ヘルシアプレイスをすべての人々へ』
エニタイムプライドが導くそれぞれの可能性

INTERVIEW : TSUYOSHI OMOKI
PHOTO: HIROAKI KATO

9年間、絶えず変わり続けることで成長してきた FFJ 。一人ひとりが思い描く社会は多様化し、それぞれの暮らしや健康に対する価値観も大きく移り変わっています。激動の変化を目の当たりにしてきたFFJ代表取締役社長土屋敦之と取締役副社長山口博久が、それぞれの立場で感じてきたフィットネス業界のあり方とは。そしてこれからの時代、FFJ が求める人材とは。
過去に前例のない『エニタイムフィットネス』(以下、エニタイム)という事業形態から見えてきたリクルートのビジョンについて2人が語ります。

当たり前のことを当たり前に
質の向上が現場の雇用を守る

日本のフィットネス産業の従来のリクルートイメージと
これからのエニタイムが求める人材や雇用のビジョン

土屋:正直、エニタイムが求めている人材というのにはっきりしたものはなくて…(笑)。ただ、エニタイムを始める前、フィットネスクラブの従業員の定着率・離職率に関しては常に疑問に感じていました。従来、日本のフィットネスクラブ産業というのは、20代前半の新卒の若い子を雇用して、30歳前後になったら「辞めてもらいたい」というビジネスモデルなんです。キャリアを積んでも店舗自体が増えていかないとポストがないんですよね。新卒の方がコストを抑えられるので結局ある程度の年齢になったら会社としては「辞めて欲しい」と思わざるを得ない構造だったんです。そもそもスタッフをずっと面倒見ようという気持ちが業界全体になかった。実際に多くのひとが転職していきましたし。でも、それはおかしいなと。「辞めてもらった方が嬉しい」という構造はあってはならないと思っています。

山口:エニタイムの設備は日本でもトップレベルで、申し分ないほど素晴らしい。なので、これからのエニタイムは、ただ優秀な人材を求めるのではなく、スタッフ一人ひとりの『質』を上げ、さらに日常化していくということが大切だと思います。町の床屋に上質な技術と居心地があたり前のように備わってるように。

土屋:他の業種から見ればそのくらいやって当たり前のことがこの業界ではなかなかできていなかった。行けば気持ちがいいとか、スタッフが優しいとか、知らないことを丁寧に教えてくれるとか、そういう普通のことを付加価値として『上質』と売ってきたんです。利用する側の立場からすればエニタイムという空間でワークアウトするだけなので、上質な設備や上質な接客は当たり前であり、普通であり、日常であってほしいわけです。お客様が喜ぶことを普通にできるというのが、質を上げるということなんだと思います。

山口:それで言うとエニタイムの場合は、マシンジムに特化している分、1つの店舗にたくさんのスタッフを抱える必要がありません。当たり前のことを当たり前にできるスタッフが2、3人いればいい。大型フィットネスクラブの場合2、30人は揃えないといけませんから、コストもかかりますし30歳を超えたらどんどん「辞めてもらった方が嬉しい」という状況も生まれかねないと思うんです。2、3人ならキャリアよりも、それぞれの能力をどう活かすかという交流が生まれると思います。その点で、スタッフが少ないというのは逆に強みなんじゃないかと思います。

プロフェッショナリズムが育まれる環境
少数精鋭だからこそ磨かれるエニタイムプライド

FFJで働く上で感じるやりがいとは楽しみとは

土屋:やりがいや楽しみは個人差があると思うので、いろいろあっていいと思います。重要なことは、エニタイムという場所で人生の大半の『時間』を費やすことになるので、とにかく満足できるかどうか。エニタイムで働いている、そのことに満足してもらいたいんですよね。そのための環境づくりは大切にしたい。

山口:エニタイムとしてのプロフェッショナリズムに賛同してもらいたいですね。要するに「言われたことをやりました、代わりにお金をもらいます」ではなく、1人のプロとしてエニタイムの精神とスキルを磨いて、さらに自分のためにいろいろなことを外から学んで吸収して社会に根を生やしていく、そういうことにやりがいや楽しみを感じてもらえたら嬉しいです。エニタイムで学んだことを社会で活かすことにプライドを持てる。そういうひとに出会いたい。エニタイムの先の『もっとこうしたい』という部分を理想論でもいいからみんなには持ってきてほしいです。

土屋:足りていないから補填するということはしたくない。ひとは機械のパーツじゃないから。だから来るもの拒まずというか、とにかくやってみたいと思ってくれていればいいと思っています。嘘でもいいから「エニタイムで働きたいんです」という想いが最低限あればいい。それに、実際に働いてみないとわからないこともたくさんあるのでとにかく始めてみる。で、「あ、ちょっと違うな」と思ったらすみやかにこの船を降りた方がいい。それを悪く言う気はない。お互いのためなので。ただし「この船、乗り心地がいいぞ」と思ったら、とにかく頑張ってもらいたいし、そういうひとにはたくさんチャンスを与えたいと思っています。歯車としてではなく、適材適所で活躍できる場所が必ずあります。そして乗るひとによってまた船の行き先も変わるのだと思います。

様々な方向に舵を切りながらも目まぐるしく変化してきたエニタイム
その変化を乗り越えてきた現場や本社のスタッフへ対する想い

山口:変化している、すなわち会社の成績が伸びてるというのがモチベーションになっているという部分もあると思います。結果に繋がっているというのが働きながら感じられる。そこは本当に幸せなことですし、大事な成長期の最中にいるということを強く感じさせられます。あとは働いている姿を見ているとみんな会社が好きなんだと嬉しく思います。エニタイム愛というか、仕事はもちろんジムも運動も、コミュニケーションも楽しんでいるように見えますね。だからきっと変化も楽しんでくれているのではないかと。そこは本当に個人的にも感謝しています。そして会社としてもありがたいと感じていますね。

土屋:変化に対応してほしいと伝えるんじゃなくて、とにかくもっと変われ、変われ、という風に言っています。それは『対応してほしい』のではなくて一緒に『変わっていく』こと自体をこちらが望んでいるから。やりたいことはちゃんと伝えるようにみんなには話しています。会社自体が前例に捉われないことに挑戦しているんだから、変わっていいし失敗したっていい。つまり何をしたっていいのだから、やりたいことは伝えてほしい。やりたいことをやって、ダメなら変わらないといけないし、挑戦したのなら失敗しても怒らない。やりたいことがやれた時に、それが自信になっていくと思うんです。そういう意識で働けるひとたちが数人いれば、まわりが影響されて変わっていくと思います。

山口:それに関して言えば、この会社は社長自身が率先して動いて挑戦して、変わっていこうとしていると思います。この規模の会社の社長でありながら、どんどん現場に行くし、実際に体を動かしていますからね、管理する側の立場としても、私も同じように動いて、変化していかないといけないと思います。それがどんな職務であれ、行動しているということは仲間にとって刺激にもなっていきますから。

『ヘルシアプレイスをすべての人々へ』
フィットネスクラブが社会に繋がっていくこととは?

『ヘルシアプレイスをすべての人々へ』というメッセージについて

土屋:このメッセージは FFJ のミッションであり、変化が目まぐるしい業界で一人ひとりが行動に移すための『ものさし』だと思います。やりたいことを見つけて、それに対してみんなが実際に動いた時に、「これはヘルシアプレイスを届けることになるんだろうか?」「社会と誰かが繋がることになるのだろうか?」という自問自答が生まれて、それぞれが答えを導き出せるようになればいい。同じ『ものさし』でちゃんと動いていれば、大きなズレやミスは生まれないし、もし仮にミスが生まれたとしてもコミュニケーションでなんとか埋められる。この指針さえあれば、誰も迷わないと思うんですよね。そして、みんながそれぞれの立場で想う『ヘルシアプレイスをすべての人々へ』という考えに対する行動が発信されて重なってくると、繋がりが立体的に見えてくるので、それ自体が『カルチャー』になっていく。カルチャーになれば同時多発的に様々なところでアクションが起こるようになる。会社はそのプロセスを社会に向けてメッセージとして発信していく。それがつまり我々の言う『OPENフィットネス宣言』。でも実は本質は、向こう三軒両隣、スタッフが道を掃除したとか、横断歩道で歩いてるおばあちゃんの荷物を持ってあげた、それで町が明るく元気になったということと変わらないんです。エニタイムがある町全部がそうなれば『ヘルシアプレイスをすべての人々へ』という想いが実現されると思います。

だから FFJ の社員としてエニタイムを経営するというのももちろん大きな仕事ですが、一人ひとりが想いを伝え続けるのもまたエニタイムの大きな仕事であり、役割だと思います。

『ヘルシアプレイスをすべての人々へ』

少しでもそう思えるようであれば、まずは飛び込んでみてください。